原状回復業で粗利率30%を実現|利益が残る単価設計の具体ステップ

はじめに:「今月も売上200万やった。でも通帳は増えてない。」

原状回復業の社長なら、一度はこう思ったことありませんか?

  • 朝7時から現場
  • 夜は見積もり
  • 日曜はクレーム対応
  • 毎月売上は200万円前後

でも、

  • 借入は減らない
  • 車は古いまま
  • 給料は上げられない

奥さんに言われる。

「こんなに働いてるのに、なんで?」

これ、粗利が低い会社の典型パターンです。


実例:月商220万なのに利益10万だった会社

Sumulife21 02.

ある原状回復業者の話。

項目 金額
月商 220万円
外注費 110万円
材料費 35万円
人件費 45万円
ガソリン・諸経費 20万円
残り 10万円

社長の手取り、ほぼゼロ。

「忙しいのに貧乏」

なぜか?

原因は"1K一式75,000円"

管理会社からこう言われていた。

「1Kは一式75,000円でお願いします。」

  • クロス貼替
  • CF
  • 巾木
  • 簡易補修
  • クリーニング

全部込み。

問題は、

  • クロスが多い部屋
  • 補修が多い部屋
  • 劣化が激しい部屋

全部同じ単価。

つまり、当たりもあれば大赤字もある。

赤字の正体は"時間"

この社長に聞いた。

「1Kどれくらい時間かかってます?」

答え:平均14時間(2人工)

つまり、28人工時間。

75,000円 ÷ 28時間 = 約2,678円/時間

ここから材料費引いたら?

実質時給 1,800円以下。

これ、会社として成立してますか?


粗利30%を超えた転換点

Sumulife21 03.

この会社がやったことは3つだけ。

① 一式をやめた

全部分解した。

工種 単価
クロス 1,200円/㎡
CF 3,000円/㎡
補修 8,000円/箇所
クリーニング 28,000円

管理会社は最初嫌な顔。

でも説明した。

「部屋によって原価が違います。」

② "最低時間単価"を決めた

会社として決めた。

「1時間3,500円以下は受けない」

最初は怖い。

でも赤字案件をやめただけで粗利が改善。

③ 外注の使い方を変えた

外注丸投げ → 部分外注へ。

  • 利益の出る工程は自社で
  • 利益の薄い工程は調整

結果どうなったか?

項目 改善後
月商 210万円(少し減)
粗利率 31%
手元利益 約65万円

社長の言葉:

「やっと経営してる感じがする。」


原状回復業で粗利が上がらない本当の理由

多くの社長はこう思ってます。

「単価を上げたら切られる。」

でも実際は違う。

  • 切られるのは"代わりがいる業者"
  • 残るのは"管理できる業者"

単価ではなく、"経営意識"が問われています。


共感ポイント:こんな症状ありませんか?

  • □ 見積もりは感覚
  • □ 月間の粗利率を知らない
  • □ 一式価格で出している
  • □ 外注費が何%か分からない
  • □ 忙しいのに資金繰りが不安

3つ以上なら、今は粗利率20%以下の可能性が高い。


粗利30%を超えた会社が最初にやめたこと

実は、改善した会社がやったことは「新しいこと」よりもやめたことの方が大きかった。

①「なんとなく一式」をやめた

1K一式 75,000円。

これをやめただけ。

分解した。

工種 単価
クロス 1,200円/㎡
CF 3,200円/㎡
巾木 600円/m
クリーニング 28,000円
補修 8,000円/箇所

すると何が起きたか?

"赤字の部屋"が消えた。

以前は

  • クロス少なめ → 黒字
  • クロス全面+補修多 → 大赤字

が混在していた。

分解した瞬間、利益が安定し始めた。

②「忙しさ=正義」をやめた

ある社長は言いました。

「暇が怖くて断れなかった。」

月25件 → 32件に増やした。

売上は増えた。

でも粗利は下がった。

理由は明確。赤字案件まで拾っていたから。

件数を減らしても、粗利率を上げた方が手元は増える。

ここに気づけるかどうか。


リアル数字で見る「粗利改善の破壊力」

Sumulife21 04.

項目 改善前 改善後
月商 230万円 210万円
粗利率 19% 32%
粗利 43万円 67万円

売上は20万円減った。

でも手元は24万円増えた。

年間約288万円の差。

これは

  • 新車1台
  • 広告年間予算
  • 営業1人雇用

に相当する。


粗利30%を"維持"できる会社の習慣

一度上げても、戻る会社がある。

戻らない会社の違いは、数字を見る頻度。

改善した会社は

  • 月次で工種別粗利確認
  • 外注比率を毎月チェック
  • 時間単価を見直す

「忙しいから後で」はない。


それでも単価を上げるのが怖いあなたへ

ここで多くの社長が止まる。

「切られたらどうする?」

でも本音を言います。

安いだけの業者はいずれ切られます。

代わりはいくらでもいるから。

生き残るのは

  • 管理できる業者
  • 利益を理解している業者
  • 改善提案できる業者

です。


単価アップだけが答えじゃない

Sumulife21 05.

ここ、重要です。

単価を上げるのは一つの方法。

でも実は、今の単価のまま、利益を増やす方法もある。

しかも

  • 初期費用ゼロ
  • 既存取引先を失わない
  • リスクなし

で。

多くの原状回復業者は「単価を上げる」しか考えていない。

でも、"仕組みを足す"という選択肢があります。

例えばこんな悩みありませんか?

  • □ 元請け単価は上げられない
  • □ 価格交渉が苦手
  • □ 下請け依存から抜けられない
  • □ 利益率を改善したいが怖い

単価を変えなくても改善できる余地はあります。

それは、「今やっている仕事に、利益構造を1つ足すこと。」

経営コンサルではありません。大きな投資でもありません。

現場を変えずに、利益体質に近づく方法です。


まとめ:粗利30%は才能ではなく設計

粗利30%は、才能ではなく設計。

でも、単価アップだけが正解でもありません。

もし今、

  • 「うちは今どの段階なのか知りたい」
  • 「粗利改善の余地があるか知りたい」

そう思っているなら、

まずはノーリスクで導入できる"新しい収益の作り方"を知ることから。

今の仕事を失わずに、利益を増やす選択肢があります。


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