【税金対策】不動産売却でかかる税金と節税方法。名古屋市東区での実例付き

20.315%
長期譲渡税率
39.63%
短期譲渡税率
3,000万
居住用控除
4特例
主な節税策
この記事でわかること
  • 不動産売却でかかる5種類の税金とそれぞれの計算式
  • 譲渡所得税の長期・短期の違い(5年でこんなに変わる)
  • 使える節税特例4選(3,000万円控除・買換え・取得費加算・空き家)
  • 確定申告の必要書類と提出時期
  • 名古屋市東区での節税シミュレーション3例

01不動産売却でかかる5つの税金

💴

不動産を売ると、主に5種類の税金がかかります。最も金額が大きいのは譲渡所得税+住民税。これだけで売却益の約20〜40%に達することも。

税金の種類かかるタイミング金額の目安
譲渡所得税翌年の確定申告利益×15〜30%
住民税翌年6月以降利益×5〜9%
復興特別所得税翌年の確定申告所得税×2.1%
印紙税売買契約時1万〜6万
登録免許税抵当権抹消時1筆1,000円
📌 ポイント

譲渡所得税・住民税・復興特別所得税は「利益が出たときだけ」かかります。利益が出ない(売却損)の場合は、これら3つは課税ゼロ。印紙税と登録免許税のみ必要です。

02譲渡所得税の計算式と税率

📐

基本計算式

譲渡所得=売却価格 −(取得費 + 譲渡費用)− 特別控除
取得費は購入価格+購入時の諸費用。譲渡費用は仲介手数料・印紙税など。

所有期間で税率が変わる(5年が分岐点)

SHORT TERM
短期譲渡(5年以下)
所得税30% + 住民税9% + 復興税0.63%
= 合計39.63%
LONG TERM
🌳
長期譲渡(5年超)
所得税15% + 住民税5% + 復興税0.315%
= 合計20.315%
10 YEARS+
軽減税率(10年超)
6,000万円以下:14.21%
居住用に限り適用可
📊 所有期間別 税負担シミュレーション
譲渡所得1,000万円のケース(特例なし)
短期(5年以下)
396万円
最大
長期(5年超)
203万円
半減
軽減(10年超)
142万円
最小

具体的な計算例

2018年に4,000万円で購入したマンションを、2026年に5,500万円で売却したケース(仲介手数料188万円)。

💴 譲渡所得税シミュレーション
売却価格+5,500万円
− 取得費−4,000万円
− 譲渡費用(仲介手数料等)−188万円
譲渡所得1,312万円
税額(長期 20.315%)266万円
⚠️ 所有期間の数え方に注意

「売却した年の1月1日時点」で5年超かどうかを判定します。2020年4月購入→2025年5月売却の場合、所有6年でも2025年1月1日時点では4年9ヶ月なので「短期譲渡」扱い。タイミング次第で税額が約2倍変わる重要ポイントです。

03節税特例 完全ガイド4選

正しく使えば税金がゼロになることもある節税特例4選です。条件を満たすかをひとつずつ確認しましょう。

🏠
①居住用財産の3,000万円特別控除最も使われる王道特例
控除額
3,000万
対象
居住用
所有期間
問わず

マイホームを売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円が控除されます。所有期間の制限なし。夫婦共有名義なら合計6,000万円まで控除可能。「住まなくなって3年目の年末まで」に売れば適用OK。

🔄
②特定居住用財産の買換え特例買い替え時の課税繰延べ
効果
繰延べ
所有期間
10年超
居住期間
10年以上

マイホームを売って新居を買う場合、譲渡益への課税を新居売却時まで繰延べできます。3,000万円控除と選択制。新居が売却額より高ければ全額繰延べ、安ければ差額部分のみ課税。

👴
③相続不動産の取得費加算特例相続税を取得費に上乗せ
期限
3年10ヶ月
効果
譲渡益減

相続した不動産を「相続税申告期限から3年以内」に売却した場合、支払った相続税の一部を取得費に加算できます。譲渡所得が減るため、譲渡所得税の節税に直結。相続後の早期売却ほど有利

🏚️
④空き家の3,000万円特別控除相続空き家の特例
控除額
3,000万
築年
1981年以前
期限
2027年末

相続した実家(空き家)を売る場合、要件を満たせば3,000万円控除が使えます。耐震基準を満たすか、解体して更地で売るかが条件。東区の白壁・主税町の築古実家でよく使われる特例です。

📌 特例の併用ルール

3,000万円控除と買換え特例は併用不可(どちらか選択)。3,000万円控除と軽減税率(10年超)は併用OK。組み合わせ次第で税額が数百万円変わるため、必ず税理士に確認を。

04名古屋市東区での節税シミュレーション

📊

ケース①|白壁・築15年マンション(居住用)

取得4,200万円→売却5,800万円のケース。3,000万円控除を使うと…

💴 3,000万円控除 適用シミュレーション
売却価格+5,800万円
− 取得費+譲渡費用−4,400万円
譲渡所得1,400万円
− 3,000万円特別控除−1,400万円
課税譲渡所得0円
納税額0円

控除なしなら税額約284万円。3,000万円控除で全額免除になります。

ケース②|葵・相続マンション(取得費加算)

相続時の評価3,200万円、相続税180万円。3,500万円で売却するケース。

💴 取得費加算 適用シミュレーション
売却価格+3,500万円
− 取得費(相続時評価)−3,200万円
− 取得費加算(相続税分)−180万円
− 譲渡費用−120万円
譲渡所得0円
納税額0円

ケース③|徳川・空き家(空き家特例)

1980年築の相続実家を1,800万円で売却。空き家特例適用で…

💴 空き家特例 適用シミュレーション
売却価格+1,800万円
− 取得費(不明→5%概算)−90万円
− 譲渡費用+解体費−200万円
譲渡所得1,510万円
− 空き家3,000万円控除−1,510万円
課税譲渡所得0円
納税額0円

05確定申告の流れと必要書類

📝

譲渡所得が発生した場合、売却翌年の2月16日〜3月15日に確定申告が必要です。特例を使う場合は「適用」を明記。

必要書類リスト

書類入手先用途
譲渡所得の内訳書税務署売却益の計算
売買契約書(売却時)不動産会社売却価格証明
売買契約書(購入時)保管書類取得費証明
仲介手数料の領収書不動産会社譲渡費用証明
登記事項証明書法務局所有期間確認
住民票(前住所地)市役所居住用控除の証明
⚠️ 購入時の契約書がない場合

取得費が不明な場合、売却価格の5%しか取得費として認められません。例:5,000万円で売却→取得費は250万円のみ→譲渡益が大幅増。古い契約書も必ず保管・捜索してください。

06税金で失敗しない5つの注意点

⚠️
  • 所有期間は「売却年の1月1日時点」で判定する(数え方注意)
  • 3,000万円控除と買換え特例は併用不可(事前にどちらか選択)
  • 購入時の売買契約書を必ず保管(紛失で取得費5%扱いになる)
  • 確定申告は売却翌年の2月16日〜3月15日に必ず実施
  • 相続物件は「相続税申告から3年以内」に売ると取得費加算可能

✅ 節税できる人の特徴

  • 居住用=3,000万円控除
  • 所有10年超=軽減税率
  • 相続から3年以内に売却
  • 購入契約書を保管
  • 事前に税理士相談

⚠️ 高い税金を払う人の特徴

  • 所有5年未満で短期譲渡
  • 購入契約書を紛失
  • 特例を申告し忘れる
  • 所有期間の数え方ミス
  • 確定申告を未実施

07よくある質問

売却損が出た場合も確定申告は必要?
義務ではありませんが、「居住用財産の譲渡損失の損益通算」を使えば他の所得と相殺し所得税が還付されます。給与所得者でも数十万円戻ることが多いので、損が出ても申告がお得です。
夫婦共有名義の場合、控除は両方使える?
使えます。各々で3,000万円控除が適用可能。合計6,000万円までの譲渡益が非課税に。共有持分に応じて譲渡所得を按分して計算します。
住民税はいつ・どうやって払う?
売却翌年の6月以降に届く住民税通知書で支払います。給与所得者は通常、給与天引きで6月〜翌年5月の12回払い。一括納付も選択可能です。
取得費に含められる費用は?
購入価格に加え、購入時の仲介手数料・登記費用・印紙税・不動産取得税・リフォーム費用などが取得費に含められます。領収書を保管しておくことが重要。
10年超の軽減税率と3,000万円控除は併用できる?
はい、併用可能です。3,000万円控除後の譲渡所得が6,000万円以下なら14.21%、超過部分は20.315%が適用されます。所有10年超のマイホーム売却で最も有利な組み合わせ。
転勤で空き家になった場合の控除は?
転勤前に住んでいた家なら、「住まなくなって3年目の年末まで」に売れば3,000万円控除が適用可能。それを過ぎると居住用扱いではなくなり、税負担が増します。
税理士に頼むといくらかかる?
譲渡所得の確定申告のみなら5〜15万円が相場。特例適用の判断ミスで数百万円損するケースもあるため、複雑な案件は税理士依頼が結果的に得です。

08まずは無料相談で「あなたの税額」を試算

税金は事前のシミュレーションで数百万円変わる分野です。所有期間・特例適用・売却タイミングを最適化するだけで、納税額が0円になるケースも珍しくありません。

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