フラット35利用中の家を売却する方法|住宅ローン返済と注意点

フラット35を利用中の家を売却するときの注意点
フラット35を利用している家でも、売却そのものが特別に難しくなるわけではありません。ただし、売却代金で住宅ローンを完済し、抵当権を抹消する必要があるため、「残っているローンはいくらか」「売却価格で完済できるか」「いつまでに完済手続きをするか」を早めに確認しておくことが重要です。
売却時に必要な手続きの流れ
| 1. 残高・完済額を確認 | 取扱金融機関に現在の借入残高や売却時の完済に必要な金額を確認する |
|---|---|
| 2. 売却価格とローン残高を比較 | 売却代金から諸費用を差し引いても完済できるか確認する。足りない場合は自己資金等の検討が必要 |
| 3. 完済手続きを進める | 売却の決済日を踏まえ、取扱金融機関へ全額繰上返済(完済)の手続きを確認する |
| 4. 抵当権を抹消 | 完済後に抵当権抹消に必要な書類を受け取り、登記所で手続きを行う。司法書士へ依頼することも可能 |
繰上返済の手数料や手続き窓口に注意
フラット35の「買取型」では、全額繰上返済(完済)の手数料はかかりません。一方、フラット35(保証型)では繰上返済手数料が取扱金融機関によって異なります。また、売却時は完済日や書類の受け取り時期が重要になるため、売却を決めた段階で現在返済中の金融機関へ確認しておくと安心です。
完済のタイミングに注意:売却では「売買契約を結んだ日」と「住宅ローンを完済する日」は同じとは限りません。決済日までに必要書類や完済方法を金融機関と確認し、抵当権抹消までの段取りを不動産会社・司法書士とも共有しておきましょう。
フラット35利用中の売却で意識したいこと
スムーズに進めるために
- 現在の借入残高と完済に必要な金額を確認する
- 売却の決済日を見据えて金融機関へ早めに相談する
- 抵当権抹消書類の受け取り方法を確認する
注意しておきたいこと
- 売却価格だけでローンを完済できるとは限らない
- 仲介手数料などの売却費用も含めて資金計画を考える
- フラット35(保証型)は繰上返済手数料の扱いを確認する
よくある質問(Q&A)
- フラット35は他の住宅ローンより売却しにくいですか?
- フラット35だから売却できない、ということはありません。重要なのは、売却代金等で住宅ローンを完済し、抵当権を抹消できる状態にすることです。まず現在の残高と売却想定価格を確認しましょう。
- 繰上返済の手数料はいくらかかりますか?
- フラット35(買取型)の全額繰上返済は手数料がかかりません。フラット35(保証型)は取扱金融機関によって異なるため、契約している金融機関に確認してください。
- 残高がいくらか分からない場合はどうすればいいですか?
- まずは返済中の金融機関に確認してください。住宅金融支援機構も、返済中の具体的な相談や申請手続きは返済中の金融機関への問い合わせを案内しています。残高だけでなく、売却時の完済に必要な手続きも一緒に確認するとスムーズです。
フラット35を利用中の家を売却するときは、まず「ローン残高」と「売却にかかる費用」を確認し、売却代金等で完済できるかを把握することが出発点です。そのうえで、取扱金融機関に完済手続きと抵当権抹消書類の受け取り方法を確認し、売却の決済日から逆算して準備しましょう。残高が売却価格を上回りそうな場合は、自己資金で補えるか、任意売却など別の方法が必要かを早めに専門家へ相談することが重要です。
※本記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の契約条件や手続きを保証するものではありません。フラット35の取扱区分(買取型・保証型)や金融機関によって条件が異なる場合があります。具体的な手続き・必要書類は、返済中の金融機関および住宅金融支援機構の最新情報をご確認ください。

